スピリチュアルとアート、HOAX、リアーナのこと。BIG LOVEで初の個展を開催したソニヤ・サンブリュイー インタビュー

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〈Big Love Records〉にて、日本初個展「ムーン・ズーム」を2月8日(月)から2月21日(日)まで開催している、LA在住アーティスト、ソニヤ・サンブリュイー。画家/スクリーン・プリンターであるだけでなく、自身のアパレル・ラインCome Teesも主宰し、そのジーンズをリアーナも愛用していることでも話題になっている彼女にインタビューを行った。1986年生まれでロサンゼルスを活動拠点としているソニヤ、そのアーティストとしてのルーツ、リアーナとのエピソード、そしてその意外な目標とは?

共感できる人はスピリチュアルなことばかり言う


■アーティストとして活動を始めたきっかけを教えてください

アートの大学に通ってから2009年にアーティストとして活動を始めたんだけど、子供の頃からずっと絵を描いていた。ご飯を食べに行ってもテーブルクロスに絵を描いてて、お父さんがそれをナイフで切って持って帰って全部保存してあるくらい(笑)もともとは4歳の時に絵画教室に通い始めたんだけど、そこには小さな子どもから大人までいろんな人たちがいて、その教室の女の先生から強烈な影響を受けたと思う。

■有名なアーティストに憧れたりしたわけではないんですね。

マティスから影響を受けているけど、それよりも両親がヒーラーで、特に父がすごくクリエイティブな人で、その影響が大きいと思う。

■アーティストとして活動を始めた2009年からスタイルはずっとこんな感じ?

“イエス”でもあり、“ノー”でもあるかな。5歳のときに描いた絵を見ると「今書いたんじゃないの?」と思うくらい変わっていないんだけど、でも私は新しいことをリサーチするのが大好きだから、“今もハッキリこれに興味がある”というものが確立しているの。そういうものから常に影響を受けていると思うし、だから厳密には“変わっている“とも思う。

■LA在住とのことですが、ずっとLAで生まれ育ったんですか?

カリフォルニアのサンタ・クルーズで生まれ育って、その後はマサチューセッツに3年住んでた。HOAXのメンバーも一緒にね。私とジェシーはクラスメートだったんだ。今はLAに住んでいるけど、サンタ・クルーズとマサチューセッツが自分にとって地元みたいな感じかな。

■今回のエキシビジョンからは、非欧米的なスピリチュアルでトライバルなエネルギーを感じました。そうした影響はどこから?

私のすごく好きなバンド、クロ・マグス、インサイド・アウト、それからフィリップ・ガストンなどの影響を受けているアーティストも、とにかくスピリチュアルなことばかり話してるの。自分が共感できる人がスピリチュアルだから、自分の中に自然とそれが湧いてくるのかも。それとヒーラーの両親の影響もすごく大きいと思う。私はヒーリングもアートだと思うから。昔は芸術は宗教と密接に結びついていたから、それの影響もあるかも。それに、みんなが一般的にアートと言うものをそのままアートとして受け取ることに拒否感があって…。というのも、それらはあまりに商業主義的だったりするから。

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スタイリストじゃなくリアーナ本人がジーンズを買ってくれた


■アパレルライン〈COME TEES〉はどうして始めたんですか?

きっかけは単純に自分たちが着たかったから。クラストパンクの人たちがパッチにメッセージを込めているのがすごく好きで、自分と親友で着たかったのが理由。それとちょっと邪悪(EVIL)な感じの服を着たかったというのもあるな。

■ジーンズをリアーナが買ったとか。

そう、普通はセレブの人たちはスタイリストがいるから自分を買うってことはないんだけど、リアーナは〈COME TEES〉を卸しているお店に自分で来て買ってくれたみたい。お店の人から「リアーナが買ってくれたよ」とメールが来たの。でも実際に着用しているところを見ることはないだろうなと思っていたんだけど、実際に穿いてくれていて嬉しかった。

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音楽は、それぞれの分野の人間をつなげて“シーン”を作る


■今回の会場である〈BIG LOVE〉の春果さんと知り合ったきっかけは?

去年の9月のNYブックフェアで出会ったんだけど、もっと前から友だちだったような気がする。それが今のシーンの面白さでもあると思う。世界共通の言語である音楽を通してみんなと知り合えてるっていう。自分はビジュアルアーティストだけど、音楽を聞くことでみんなと知り合えたという実感があるの。自分の人生はカウンターカルチャーから色んな物をもらって生きてきて、仲間とどこで知り合ったかというとそれは“シーン”のなか。今できているネットワーク、コミュニティーでみんなと知り合えたことが自分の人生の中で一番素晴らしいこと。そうして今回はじめて日本に来られて、BIG LOVEにも来られた。これまでの旅の中でも最高の旅だと思う。

■これからの目標は?

もっと有名になりたい。もっと人から注目されるようになりたい。なぜかというとそれでチャリティーができるから。そして隠居したい。林の中で自然に立ち返ったような生活がしたいの。

(照沼健太)

照沼健太

AMP編集長。好きな音楽は、インディーを中心としたリアルタイムなポップ・ミュージック全般と、50年代のロックンロール。
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